2016年8月7日日曜日

走るディープインパクト産駒の配合とは、、、①

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走るディープインパクト産駒の母父の傾向を調べてみました。ディープインパクト産駒、獲得賞金トップ3位(2016/8現在)の馬の配合を見てみると




1位 ジェンティルドンナ(母父)Bertolini・・・Danzig系

2位 シュウナンパンドラ(母父)フレンチデピュティ

3位 キズナ(母父)Storm Cat




となっています。



1位のジェンティルドンナのBertoliniはサンプルも少なく、かつ母父というよりも母ドナブリーニの子出しの優秀さが影響している感じですが、2位の母父フレンチデピュティ、3位の母父Storm Catは走るディープインパクト産駒を多数輩出しており成功パターンの一つになってます。




両者に共通して言えるのはアメリカのダート血統で比較的、馬格のあるしっかりした馬体の産駒を輩出する種牡馬です。




ディープインパクト産駒は優れた運動神経と柔軟性を有しますが同時に体の小さい馬も多いですから、母父から「パワーと馬格を補うような配合」というのが一つの成功パターンと言えそうです。




獲得賞金4位以下の活躍馬を見てもこのような配合の馬に活躍馬が多数見られます。



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ヨーロッパ血統の母父の場合でもデインヒルやCaerleonのような比較的しっかりとした馬格を有するパワーのある子を輩出する母父の方が良い傾向にあります。




ただし何故か大種牡馬Kingmamboとの配合ではまだ大物といえる馬が出て来てません。Kingmamboの子エルコンドルパサーとの配合ではマリアライトなどの活躍馬も出て来ましたから今後Kingmamboとの配合からも大物が出て来てもおかしくはないですが現段階ではあまり相性が良い配合とは言えません。




同じ「パワー」でも、洋芝に対応するようなヨーロッパ系統のパワーよりもアメリカ系統の力のいるダートに対応するパワーの方がやや相性が良いと言えそうです。




まとめると、走るディープインパクト産駒の母父の傾向は「ディープインパクトの優れた運動神経と柔軟性を引き継ぎ、母父から馬格とパワーを補う配合」が成功パターンの一つという事が言えそうです。



運動神経や柔軟性といった部分は主に「筋肉」に関わりますし、馬格やパワーといった部分は「骨格」や「馬体」が主に関わりますから、「筋肉」はディープインパクト似、「馬体」はしっかりとした馬格を有する母父似、とざっくり覚えとも良いかと思います。



次の記事では、ディープインパクトとの配合で活躍馬が数多く出ている母父をまとめてみます。







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